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当時(1998年)は、これ(ゾーンペックスの規制緩和)で格安航空券が市場から駆逐され、公示運賃がマーケットを席巻、航空会社の直販が急進展するというシナリオを近未来予測として語る関係者も少なくなかった。(……)しかし、7年経って振り返れば、格安航空券がなくなるどころか、むしろ格安航空券の根強さが浮き彫りにされた格好だ。(8頁)
海外航空券の場合、正規料金が過半数どころか三割を占めることさえ難しいんですね。つまりそこに航空業界と旅行業界との綱引きがあるわけですが、実は、航空会社でさえ、本心では格安航空券がすべてなくなってほしいとは思ってないでしょう。彼らは、正規運賃の割合を増やしたいと思ってるだけです。でも正規料金ですべて捌くなんて絶対無理です。かといって、航空会社が自分で割引しちゃうと、値崩れに歯止めがかからなくなっちゃうので、表では旅行会社の安売りを正規のものではないと言いながら、裏では利用しているわけですね。そしてあまりに安売りしすぎる旅行会社に対してだけ、見せしめのために航空券を回さないぞみたいな脅しをかけてくるわけです。そこで、安売りを目玉とする旅行会社は、広告には価格を表示せず、電話でお問い合わせください、なんて書くんですね。これは胡散臭い感じですし、実際、胡散臭いところもあるでしょうけれども、電話してみるとほんとに安かったりする場合もあります。一方、航空会社は、これに対して、一般消費者を装って電話をかけて、値段を聞きだしたりするわけですね。そして弱小旅行会社に法的根拠のない圧力をかけたりですね。まあ、そういう業界間の暗闘がかれこれ何十年も続いているわけです。
海外航空券の場合、正規料金が過半数どころか三割を占めることさえ難しいんですね。つまりそこに航空業界と旅行業界との綱引きがあるわけですが、実は、航空会社でさえ、本心では格安航空券がすべてなくなってほしいとは思ってないでしょう。彼らは、正規運賃の割合を増やしたいと思ってるだけです。でも正規料金ですべて捌くなんて絶対無理です。かといって、航空会社が自分で割引しちゃうと、値崩れに歯止めがかからなくなっちゃうので、表では旅行会社の安売りを正規のものではないと言いながら、裏では利用しているわけですね。そしてあまりに安売りしすぎる旅行会社に対してだけ、見せしめのために航空券を回さないぞみたいな脅しをかけてくるわけです。そこで、安売りを目玉とする旅行会社は、広告には価格を表示せず、電話でお問い合わせください、なんて書くんですね。これは胡散臭い感じですし、実際、胡散臭いところもあるでしょうけれども、電話してみるとほんとに安かったりする場合もあります。一方、航空会社は、これに対して、一般消費者を装って電話をかけて、値段を聞きだしたりするわけですね。そして弱小旅行会社に法的根拠のない圧力をかけたりですね。まあ、そういう業界間の暗闘がかれこれ何十年も続いているわけです。
この記事へのコメント
あははw良い感じだねwでわまた。
いえいえどういたしまして。
またどうぞ。
またどうぞ。
失礼致します。
現役の業界人としてコメントさせて頂きました。
旅行業界歴はや25年、私が始めてこの業界に入ってした仕事は国際線の運賃計算と発券所謂、発券課に勤務しました。
当時は国際航空券というとノーマル運賃(普通運賃)とGIT(グループ包括運賃)がほとんどでした。一応ルール上は他の運賃もありましたが...
日本からアメリカ西海外への往復運賃はY2というFARE BASISの運賃で32万円ぐらいだったと記憶しています。ヨーロッパは810,800円でした。
国際航空券だけを購入して海外へ行く人は当時はほとんどが企業や官庁関係、或いはメディア関係者の(番組製作など)業務出張でした。仕事柄、私も通産省の役人や当時はやっていたフジテレビ系の番組”なるほどザワールド"などの番組スタッフの海外ロケの運賃計算・発券などやっていました。まだ、航空会社のCRSも初期のもので予約だけのシンプルな機能でしたので、運賃計算はABC,OAGなどのタリフを使い、電卓を使ってのマニュアル計算、発券にいたってはすべて手書きという原始的なものでした。HISが登場する少し前の時代です。
当時は、格安航空券というといわゆるアングラ的な暗いイメージで、団体航空券のばら売り(上述したGV運賃のバラ売り)であり
違法な感じのするものでした。
あるとき、勤めていた旅行会社で某アメリカ系の航空会社と取引することになりました。太平洋線は当時はJLとパンナムの独占状態で後発のその航空会社は成田ーシアトルという路線に就航。ロサンゼルス・サンフランシスコに路線を持つJLに対して比較不利との認識が強く、思い切った戦略に打ってでました。それがGV1です。もちろん造語でGIT運賃を1名から予約・発券・販売するという施策です。さらに全米で1〜2を争う豊富な全米内の路線網を生かして自社で太平洋線を飛んだ旅客には米国内の周遊券を4区間$115程度で購入できるメリットをつけました。
これにより、そのキャリアは日本市場で着実にシェアを取っていきました。前置きが長くなりすぎました。なぜこんなことを書いたかというとこれが格安航空券の始まりだったからです。その後のFIT(海外個人旅行)の流れにより、他の航空会社も追随、表向きにはともかくこのGV1の運賃を市場に流通させ始めました。とはいってもこの運賃の取扱は各航空会社も慎重で特定の旅行会社を対してのみと販売チャネルを限定していました。HISが急激な成長を始めたころです。
この運賃の市場への流通が多くなり、各航空会社もこのままのアングラ的な状況ではよくないと判断したのでしょう。ついに正規運賃になりました。それがIIT(INDIVIDUAL INCLUSIE TOUR)運賃です。
しかしながら、ITと名の付く運賃は、航空券だけの販売は認められていません。IT=INCLUSIVE TOU =包括旅行=飛行機+現地手配だからです。
当然現地手配とパックしての販売が必要とされます。とはいっても航空会社は旅行会社がそのルールどおり販売しているかどうかチェックするのは難しく、又航空会社側の本音と建前的の思惑もありこの運賃は一気に市場に流通しはじめ、個人旅行化に拍車をかけたと言えます。
ちょっと長くなりすぎたのでいったんここで終わります。
次ぎの機会にに流通の変化に触れたいと思います。
現役の業界人としてコメントさせて頂きました。
旅行業界歴はや25年、私が始めてこの業界に入ってした仕事は国際線の運賃計算と発券所謂、発券課に勤務しました。
当時は国際航空券というとノーマル運賃(普通運賃)とGIT(グループ包括運賃)がほとんどでした。一応ルール上は他の運賃もありましたが...
日本からアメリカ西海外への往復運賃はY2というFARE BASISの運賃で32万円ぐらいだったと記憶しています。ヨーロッパは810,800円でした。
国際航空券だけを購入して海外へ行く人は当時はほとんどが企業や官庁関係、或いはメディア関係者の(番組製作など)業務出張でした。仕事柄、私も通産省の役人や当時はやっていたフジテレビ系の番組”なるほどザワールド"などの番組スタッフの海外ロケの運賃計算・発券などやっていました。まだ、航空会社のCRSも初期のもので予約だけのシンプルな機能でしたので、運賃計算はABC,OAGなどのタリフを使い、電卓を使ってのマニュアル計算、発券にいたってはすべて手書きという原始的なものでした。HISが登場する少し前の時代です。
当時は、格安航空券というといわゆるアングラ的な暗いイメージで、団体航空券のばら売り(上述したGV運賃のバラ売り)であり
違法な感じのするものでした。
あるとき、勤めていた旅行会社で某アメリカ系の航空会社と取引することになりました。太平洋線は当時はJLとパンナムの独占状態で後発のその航空会社は成田ーシアトルという路線に就航。ロサンゼルス・サンフランシスコに路線を持つJLに対して比較不利との認識が強く、思い切った戦略に打ってでました。それがGV1です。もちろん造語でGIT運賃を1名から予約・発券・販売するという施策です。さらに全米で1〜2を争う豊富な全米内の路線網を生かして自社で太平洋線を飛んだ旅客には米国内の周遊券を4区間$115程度で購入できるメリットをつけました。
これにより、そのキャリアは日本市場で着実にシェアを取っていきました。前置きが長くなりすぎました。なぜこんなことを書いたかというとこれが格安航空券の始まりだったからです。その後のFIT(海外個人旅行)の流れにより、他の航空会社も追随、表向きにはともかくこのGV1の運賃を市場に流通させ始めました。とはいってもこの運賃の取扱は各航空会社も慎重で特定の旅行会社を対してのみと販売チャネルを限定していました。HISが急激な成長を始めたころです。
この運賃の市場への流通が多くなり、各航空会社もこのままのアングラ的な状況ではよくないと判断したのでしょう。ついに正規運賃になりました。それがIIT(INDIVIDUAL INCLUSIE TOUR)運賃です。
しかしながら、ITと名の付く運賃は、航空券だけの販売は認められていません。IT=INCLUSIVE TOU =包括旅行=飛行機+現地手配だからです。
当然現地手配とパックしての販売が必要とされます。とはいっても航空会社は旅行会社がそのルールどおり販売しているかどうかチェックするのは難しく、又航空会社側の本音と建前的の思惑もありこの運賃は一気に市場に流通しはじめ、個人旅行化に拍車をかけたと言えます。
ちょっと長くなりすぎたのでいったんここで終わります。
次ぎの機会にに流通の変化に触れたいと思います。
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